アイフォーンのApp 内課金(In-App Purchases)とは、アイフォーンのアプリ内で追加コンテンツや機能を購入するための仕組みです。これにより、無料のアプリでもユーザーがアプリ内でアイテムや追加機能を購入したりすることができます。
「App 内課金」とは
App 内課金は、アプリ開発者が収益を上げるための方法で、開発者はアプリ内で販売するアイテムや機能を開発して、ユーザーがそれらを購入して支払います。支払い方法は、iTunes StoreないしApp Storeから行われて購入価格の一部が開発者に支払われます。
App 内課金は、ユーザーに追加の価値を提供する一方で、アプリ開発者に収益をもたらすことができますが、適切な価格設定や価値のあるコンテンツ提供が重要です。そのためAppleはApp 内課金に関してガイドラインを設けて不正な課金やユーザーが不利益になるような行為は禁止されています。
App 内課金の4つのタイプ
消耗型
消耗型は、アプリ内で消費するアイテムなどを購入する際の内課金です。アプリで使える仮想通貨や消耗アイテムなどです。使い切りのため、再度使いたい場合には、新たな購入が必要となります。
非消耗型
非消耗型は、一度購入すれば、アイテムや機能を永続的に利用できる内課金です。アプリの追加機能や、使用の制限を解除したり、広告の非表示機能などになります。機種変更しても同一IDであれば内課金は引き継がれます。
自動更新サブスクリプション
自動更新サブスクリプションは、一度購入(契約)すると、サービスを継続的に利用でき、キャンセルは可能ですが、自動的に契約が更新される内課金です。iCloudドライブは毎月自動的に更新されて支払いが行われます。
非自動更新サブスクリプション
非自動更新サブスクリプションは、期限付きのサービスやコンテンツを利用できる内課金です。自動的には更新されません。コンテンツへの一定期間のアクセス権の購入の際などで使われます。
「App 内課金」は無料?
以上の点からApp 内課金は、アイフォーンのアプリの利便性を向上させる一方で、開発者にとっての収益源となる重要な仕組みになっています。
しかし、アプリに「App 内課金」と表記されていても普通に使うのであれば無料ということになります。
尚、アイフォーンでは子供が勝手に「App 内課金」できなくする機能が備わります。スクリーンタイムを設定することにより内課金を禁止できます。